8.コスプレの小道具づくりとは

みなさんこんにちは
コスプレをするようになって

あのキャラのあの格好がしたいけどコレが無い!

なんてコトに多々直面することもあるのではないでしょうか

今回は簡単な小道具の作成を通して
小道具製作の有用さについて触れてみたいと思います

あのキャラのあの部分がない!

衣装を揃えようとした時
いざ注文しようと見てみると
メガネがない靴も別…
なんてことも多いと思います

またいざ届いても
「イメージと違う」というコトも
レイヤーさんにとっては日常茶飯事

たった一箇所何かがないだけで
イメージが変わるコトもしばしばですし
そんなコトでやりたかったコスを諦めるなんて勿体無い

そんな時は

「無いなら作ればいいじゃないか」

という第三の選択肢が登場するのです

今回コスプレに必要なアイテムは

今回は私が以前にこちらのキャラクターの
コスプレをした時を例に挙げたいと思います

© since 1998 DMM All Rights Reserved.
艦隊これくしょん -艦これ- より「給糧艦 間宮」

こちらのキャラクターの衣装
実は「衣装」として買わずに
ほとんどのものが普通の通販サイトで
「衣服」として買ったもので揃えました
(はたかた見たらただ普段着買っただけ…)

衣装として業者さんから購入しなかったため
必ず現実には手に入らないものが存在しますが

今回直面したのは意外にもコレ

この部分…

「赤いバレッタ」…
(ホントは割烹着もそうなんですが今回は簡単なコチラw)

探せばありそうなアイテムに見えますが
これがなんと近間のお店をあちこち回っても
柄が入っていたり
色がやたら茶色寄りだったり、小さすぎたりと
意外と存在しませんでした

無くても大丈夫な場合もある

もちろん無理に探さなくても
他の特徴的部分を強調したりと
十分にそのキャラクターを表現できる場合もあります

で す が

今回のこのアイテム
場所が顔の周辺のうえ
色が赤とやたら目立つため

無いと何かが足りない間違い探しを
している気分にさせられます

(そして何より本人が1番気にしてるw)

そのため何とかして用意したいところ

なのでまずは1番形が近い商品を探すことに

コスプレイヤーの強い味方100円均一

100円均一はレイヤーさんの強い味方となります

大手店舗では月当たり最大800にもおよぶ新商品が出てくるとか

そのうえお財布に優しい低価格で購入することができるため

失敗しても大丈夫だから
気軽に加工にも取り組みやすい

という利点があります

以前の商品探しの段階で
色は違いますがこちらの商品をすでに発見していたので
早速購入♪

2個入りで100円!
ちょっとおトク?

大きさもそこそこで
理想的なシンプルデザイン

違いはそうです
「色だけ!」

…となればあとはもう色を塗るだけではないでしょうか

たったこれだけで足りない小物を
補完できるというならホントにお安いものです

今回のコスプレ道具は色を塗るだけ…

色塗っちゃえば完了!

そう、工程的にはそれだけなんです

ぶわーっと赤い缶スプレーで色を塗って

理想のコスプレ衣装セットが完成と思ったら

色が上手くのりませんでしたorz

失敗品の表面
ところどころに元の色が出ています

試行錯誤もコスプレ小道具作成のうち

模型製作をされる方なら既にお分かりかもしれませんが

製品の表面は汚れ防止や艶出しのために
何らかの表面加工がされています

そのため色をスプレーの弾いてしまい
こんな凄惨な状態になってしまったんですね

(それでも遠目には無いよりマシ)

なので日を改めてリトライです

今度は着色を良くするために
市内の模型塗料取扱店で「サーフェイサー」を購入

こちらは塗料の食い付きを良くするための
いわゆる下地塗料というもの
(塗装前の細かい傷を消したりという効果もあるそうですが)

今回はこちらを吹いた後、しっかりと乾いてから
同じように赤の缶スプレーを吹いてみました

下が成功品
先ほどの物と比べると均一な色に

自分でもビックリするくらいの綺麗な赤になりました

これなら製品で売ってても違和感ないくらいです

思わずキスしちゃいたくなりますね
(乾くまでダメですよ)

コスプレ衣装と合わせて完成

こちらが先ほどの完成したバレッタを使用してコスした写真です

細かくてヒジョーに分かりづらいですが

明るさや反射具合に違いがあると思います

(なにより本人が1番気分が良いのですw)

コスプレとして他の解決策も

今回はたまたま形の近いバレッタが見つかったため
塗るだけという比較的近道を通ることが済みましたが

もちろん他の解決策もあったのではないかとも思います

キャラクターの髪留めですから拡大解釈をして
「その日は別の色だった」という設定で代用をしてみたり
バレッタではなくてもスリーピンを塗装したり
そのように見えるように別の道具で自作するなど
アレンジ要素を加えてみるというのも
コスプレの楽しみ方と思います

コスプレ道具の自作は簡単なものから

今回は色を塗るだけと非常に単純簡単なものでしたが

こんなちっちゃな小道具でも
あればキャラクターとしての完成度や説得力があがりますし
使っている自分もそのコスプレに対して自信がついたり
より愛着が湧いたりもするので
外見的な見た目にも、内面の気持ち的にも
十分なクオリティアップにつながります

道具の大小に関わらず、
まずはダメで元々

何でも作って何でも挑戦してみると
また別の楽しみが生まれたりするかもしれませんよ