27.コスプレ用小道具製作(本を作る)

前回「ネタコス」についてのお話をしましたので、
今回は私が以前使用したネタアイテムの製作記録をご紹介したいと思います。

今回作る物のイメージは

某結婚情報誌です。
前回チラッと出てきたやつですね。

これを持って「残念な艦娘キャラ!」というネタコスをしたいと思います.
(元ネタはとあるファンアートのネタイラストでしたが)

もちろんコスプレの小道具として、本物を書店で購入してそのまま使うのもアリですが、ちょっと遊び心を加えるにはやはり表紙や裏の文字を弄ったりしてみたいものです。

そんなワケで使う道具は

道具は今回も

・パソコン(PhotoshopとIllustrator →※フォントが色々あると便利です)
・程よいサイズ&紙質の印刷用紙
・プリンター
・カッター
・カッターマット

を使用しますよ!

まずはベースになる画像を検索

雑誌の表面はメインカットが1枚ドーンと載って、
その上に文字が配置されていくというデザインになっています。

なのでベースとなる画像をネットの広大な海から探してきます。
(艦これなので「ケッコンカッコカリ」という単語が公式に存在するので色々でてきますね)

ここでは色々面倒なので画像をぼかしていますが
製作と使用に関しては、あくまで個人用途の面白アイテムなので
著作権的な問題はありません!ガンガン探して行きます♪

画像を見つけたら解像度をチェック!

ついでに印刷するプリンタに合わせて
カラーモードをRGBをCMYKにしてしまいます

これ使えそう!…という画像を見つけても要注意!
印刷すると画像がカックカクでイメージとちがーう!
なんてコトにならないように
見つけた画像は必ず解像度の項目をチェックして
なるべく数値の大きいものを使いましょう
(解像度72なんかだと全然印刷に耐えれないので注意です)

ベースができたらタイトルロゴを

パスツールでそれっぽい線を引っ張ります

最近の雑誌はとてもオシャレなデザインなため、タイトルの一部が隠れているコトもあります。そのためそのままの表紙からは文字をとることは難しいこともしばしば。

しかし今回は単純な形をしているので、
そのままパスツールを使用してロゴをトレースしていきます。

これも検索すると大きめの画像で落ちているコトもあるので、
作る技術が難しいと言う方はこちらを探すというのもアリですね。

あとはそれっぽい文字を載せていく

元の雑誌の文字を変えてみたり
ゲーム内の情報を散りばめてみます

ココからは雑誌編集長気分になって元の文章を文字ってみたり、
ありそうな企画を考えてみたりと、センスと小ネタの引き出しを全開にしてください。

あ、フォントもフリーフォントなどを使用して、それっぽいのに変えるのを忘れずに〜。

裏面も同じように

こちらも文字と写真を適当な感じに置いて行きます

多くの雑誌の裏面は広告面です。
主に関連した商品を取り扱う協賛企業の商品が入ることが多いです。

今回は結婚情報誌ですから「指輪」のフリー素材を拾ってきて、それっぽいブライダル感を出してみました。

私が良く使う素材のサイトがこちら
写真AC

もちろん細かい記載の部分は、それっぽく書かれただけの100%ネタ成分の嘘情報です。

あとは印刷するのですが…

印刷は中身の土台に合わせて

表紙はできましたが、まさか中身まで作る気力はありません。
(完全に見えないですしw)

なので中身はほどよいサイズのノートを用意して、
このノートに被せるような形に印刷します。

ごく普通のノートと、先ほど作った表面と裏面を合わせた1枚の紙

ノートの厚さ分を測って背表紙を作ったら、
あとは適当にのりしろを作って印刷!

トンボをつけておいて以前の手順でカッティングしたら、
紙を背表紙とのりしろで折って

包んで貼り付けて完成!

こんな感じに仕上がりました!
それで前回のコレです

あとはコレを持っているだけで、キャラクターによっては「残念感」を出せるようになったり、イベント会場では他のキャラクターにガッツキ系女子感を演出したツーショットを撮りに行くことができます。

神社を目の前にすれば結婚祈願??

変なアイテムとして作りましたが

本の実物が見たい方は
ぜひイベント会場で探してみてください♪

はっきりいって文字なんて細かすぎますし、
せっかく作りこみましたが撮影向けのネタではありません。

ですがイベントのような、色々な人に直にお会いできるような場所では、
「あれ?」と気がついてくれる方も多く、面白がって見せて欲しいと言ってくださる方もいらっしゃいます。(なので細部までこだわっても決して損ということはありませんのでご安心ください)

ちなみにこの本の作り方を応用して、さらに厚めの本や箱を下地にし、表紙の紙質をレトロ感のあるものを使用して魔法陣やルーン文字などを入れれば、魔法書のような真面目アイテムへと、簡単に作り変えるコトもできますので、それっぽいモノを作りたい方もぜひ挑戦してみてください♪