63.コスプレ道具制作記(刀を作る③)

削りです!
今回の作業工程で最も長く最も重要な作業です、
ただし非常に長いのでとりあえず写真の様子は刀身だけです。

ひたすら削る

刀身の削り方自体は簡単

今度は刀身をそれっぽく、ほどほど鋭利になるよう削ります。
大きな部分は鉋やノミや彫刻刀でも削っていくことができます。

先に全方向からアタリで線を引いておき
「ここから削っちゃダメだよ」と分かりやすくしておきます

ちなみにもしもちょっと削りすぎた程度なら今なら100均でも木工補習材があるので、折れない限りはガンガンやって行きましょう。(便利な時代になりましたね)

とにかく磨く

今回は作業的にも地味です。
が、ここホントに大事でして、木はしっかりと削らないとそのへんの木と大差ないのですが、ちゃんと削って磨き上げることで木と思えないような出来栄えに仕上げることができるのです。

具体的には概ね形になったらヤスリで磨きます。
唯一道具に動きがあるのは、目に見えてガタガタであれば目の粗い50〜200番くらいのサンドペーパーで削り、なんとなくまっすぐに見えてきたら250〜番以上の目の細かいペーパーでツヤツヤにして行きます。
(サンドペーパーの数字は低いほど目が粗いのでドンドン削れます)
ただこれだけです。

ちなみに機械を使えばガンガン磨かれ&削られていくので、
かなり作業が早く済みます。
こちらは電動研磨機。ヤスリを取り付けたらスイッチ一つで超振動します。
(その代わり手がガタガタ、慣れない作業でひっどい筋肉痛に)

小さくても良いのでこういった道具のありがたみを感じます

ちなみに目の細かいペーパーは水につけて使用しても良いので
土台にヤスリを貼りつけて刀を研ぐように置いて磨いても良いかもしれません。(絵的にも刀っぽいw)

とりあえず形になりました

まだちょっと刃のまっすぐな感じが弱い…

ひたすら削って磨いてようやく刀身だけ形になってきました。
ものすごく地味な作業ですが非常に長いです、普段まともな運動しないのであちこち筋肉痛ですw
ここからはこの現物と最初に書いた図面の両方を合わせて、残りのパーツを作成して行きます。

次は最初の難問、柄の制作です。